Gravity of Love③【R18】 (28K)

 …………ーん、
 …………うーん……
 ……う……うう……

「ん……?」
 今何時だ?
目を開けると部屋はまだ真っ暗。まだ真夜中みたいだ。
あれからしばらく真夢の様子を見て、布団を運ぶと真夢がゆっくり眠れるように部屋の明かりを消して、スマホを見ているうちに俺も寝落ちていたようだ。
結構ガッツリ寝ちまってたようだけど、普段は覚めないところで目が覚めた。何でだろう、そう寝ぼけた頭でぼんやり考えてまた眠りに落ちて行きそうだったその時、俺の耳にごく小さなそれは聞こえてきた。
「う……んん……」
普段なら絶対目を覚さないような小さな、小さな声。でもその声は俺の耳には十分届いた。
俺は身体を起こして声の方を見ると、そこにはうなされている真夢がいた。
「う……うう……うん……」
苦しそうに眉間に皺を寄せ、額には汗が浮かんでいる。俺は慌てて布団から出ると真夢に近付いた。そしてそっと声をかける。
「おい、大丈夫か?」
すると真夢はゆっくりと目を開く。
「弾くん……」
そう言って俺の姿を確認すると安心したように微笑んだが、その笑顔はすぐに曇った。そして自分の額に手を当てて言ったのだ。
「大丈夫……ごめんね起こして」
その言葉を聞いて俺は思わず大きな声を出しちまう。
「大丈夫じゃねえだろ全然!!」
少しびくっとした真夢の手を取る。
「何言ってんだ、もっと頼れ」
「弾くん……」
俺はそっと額に手を当てると、熱い……。やっぱ熱も出たか。そう自覚した途端、急に俺まで汗が吹き出すが俺はそれを無視して口を開く。
「ちょっと待ってろ」
そして下に降りると氷嚢や痛み止め、湿布、水やおしぼりなどを一通り用意して真夢の元へと戻る。
「痛むか?冷そう」
「うん……ありがとう……でもその前に、トイレ……行っていい?」
「当たり前だろ。さ、行こうぜ」
真夢をベッドから立たせて身体を支えてやると、全身が熱い。事故ったみたいなもんだから、アドレナリンが大放出で今晩は熱が出るかも、って整骨院の先生言ってたな。
真夢の用がすむのを離れた所で待つ間、考える。 
 痛みもだが、トイレも我慢してたんだろうか。俺を起こすのが申し訳なくて。
でもな、俺はそんな遠慮はして欲しくないし、我慢もして欲しくないんだよ……。
そんなことを思いながら真夢の帰りを待っていると、思ったより早く戻ってきた。
「おかえり」
「……ただいま」
俺がそう言うと、少し恥ずかしそうに笑って返してくる真夢に胸が痛くなる。洗面所で手を洗い、部屋に戻る。
「ほら、ここ座れよ」
「え?」
「いいから」
俺はそう言って真夢のベッドに座り、自分の足の間を指さす。すると真夢は恥ずかしそうにしながらも素直に俺の足の間にちょこんと座った。
「え、弾くん……あっ」
後ろからそっと抱きしめると、真夢は分かりやすくビクッとする。振り返ろうにもあちこち痛くて動かせないからかそのまま前を向いているが動揺は伝わってくる。
「弾くん?私……」
「大丈夫。俺がここにいるから」
そう言うと真夢は安心して俺にもたれかかってくる。それを受け止めながら俺はまた言った。
「これはさ、俺たちのルールにしようぜ?」
「……ルール?」
「ああ」
そう言って俺は片手で真夢の腕をさすりながら言う。
「痛かったり、辛かったりしたらすぐ俺に言うこと。我慢しないこと」
「……弾くん」
「いつから痛みがあったんだ?ずっと我慢してたのか?」
「ちょっと前だよ。弾くんが起きてくれるちょっと前」
「我慢したらダメだろ。痛みでもトイレでも、すぐ起こしてくれって言ったろ。俺はそんなに信用出来ねえ?」
真夢は俺の言葉にしばらく黙り込んでいたが、やがて俺の腕の中で身体ごと俺の方を向いた。そして首を横に振る。
「信用してるよ。誰よりも」
「じゃあなんでだよ」
俺がそう言って真夢の顔を見ると、真夢は切なそうに俺を見た。そして今度は小さく首を振るとまた横を向いてしまうが、その横顔はどこか悲しそうで俺はそっとその頬に手を当てた。すると真夢はゆっくりと口を開く。
「だって……」
「ん?」
「だって……弾くんが優しいから……」
「俺は優しくなんてねえよ」
「嘘。こんなに優しいじゃん」
「俺が優しいとしたら、それは真夢だからだ。好きな女だから優しくしたいし、守りたいし甘やかしたくなるんだよ」
俺はそう言って両手で真夢の頬を包んだ。そしてしっかりとその綺麗な瞳を見つめて言う。
「痛いのも辛いのも、全部俺に言え。俺なら大丈夫だから。俺は、お前が辛いことが何より辛くて苦しくてしんどいんだ」
俺がそう言うと真夢は泣きそうな顔で俺を見つめ返して、
「うん。ありがとう、弾くん」
そう言って今度は真夢から俺に抱きついてきた。そしてしばらくそのままでいて……俺の胸に顔をくっつけてしがみついていた真夢が顔を上げて言った。
「じゃあ……」
「ん?」
「……もうちょっとだけこうしてていい?」
そう言う真夢が可愛くて思わず笑みが溢れる。
 だってしょうがねえじゃん?そんなん言われたらさ??
俺は嬉しくて仕方なくなって真夢をまた優しく抱きしめると、そっとその頭を撫でるのだが。
「でも……こんなの、私、勘違いしちゃう……」
 勘違い??ああそっか、真夢はまだ勘違いしたままなんだっけか。
「ああそうだな。真夢、お前は大きな勘違いをしてる、多分」
そう言うと、真夢は寝る前に残酷だと言った悲しそうな顔に戻った。ったく普段スパイ並に鋭いのに何でこういう事だけ鈍いんだ!?
「分かってるよ……」
「いや、お前は多分何も分かっちゃいねえよ」
半泣きのような顔で俺を恨めしそうに見る真夢に俺は告げる。
「お前さ、さっきの俺の話聞いてた?俺が優しくしたいと思うのは真夢だからだって言ったろ」
「だからそれは……」
「好きな女だからだって、言ったろ」
「だか……え?」
「お前のことが好きなんだよ。女として。恋愛感情で」
「嘘……」
「嘘じゃねえよ。俺は、真夢が好きだ」
俺がそう言うと真夢はまた泣きそうな顔で俺を見た。そしてそっと俺の胸に顔を埋めるが、俺は構わず続ける。
「ずっと前から好きだったんだ。でもお前は俺の事をただの友達だと思ってるだろうから、この気持ちは隠そうと思ってたんだよ」
「そ、それは、私の方で……え??」
真夢はまだ困惑しているようだが、俺は構わず続ける。
「今日、ここに来るまで、ここに来てから、今までの話や周りの人達の様子なんかを総合すると……どうやら俺達は勘違いしてたらしい。そして多分、一足先に俺がそれに気づいた」
俺はそこで言葉を切って真夢を見る。
「お前がこんな大変な時に申し訳ないんだが。俺はお前が好きだ……いや、真夢の事を愛しちまってる」
好き、じゃ勘違いを生むから愛していると、そう言い切った。すると真夢はゆっくりと顔を上げて俺を見るが、俺はそのまま続けて言う。
「俺はもうお前に辛い思いや苦しい思いはして欲しくないし、悲しい思いをさせるのも嫌だ」
「……弾くん……」
「でもまだお前の返事を聞いてねえんだよな」
俺がそう言うと真夢は少し困惑したような顔をしていたが、次の瞬間また俺の胸に顔を埋めて今度はしがみついてくる。そして小さく震える声で俺に聞いてきた。
「どうして……私なの?」
「だって、俺、お前しか見てねえし見えねえから。つーか合ってる?間違ってたら面目ねえ……」
「ううん、合ってる……。だって、私、もう……」
「もう?」
俺は真夢が何を言いたいかは何となく分かったが、敢えて分からない振りをする。すると真夢は俺の胸に顔を埋めたまま言った。
「私……もう弾くんしか愛せないよ……」
「……っ」
 ああ、その言葉が聞きたかったんだよ俺は。
思わずニヤけそうになる顔を必死で抑えながら俺は言う。
「じゃあさ、その責任とらせてくれよ」
「責任?」
「まずはこの身体を治さねえとな。さ、冷やそうぜ」
「え?ちょっとそれどういう……ひゃあ!」
氷嚢を腰に当ててやると真夢は冷たさに飛び上がる。
「あ……でも、気持ちいい……」
熱を持った患部が冷やされて、真夢は表情を和らげる。
「よし、じゃあ……早く治れよ?」
「早く治したらどうなるの?」
 クソッッ!!この期に及んで何故こんなにもエロ可愛いんだ俺の彼女は!!
「どうして欲しい?」
俺がカマをかけてみると、真夢はあっさり引っかかってくれる。
「え?そ、それって……弾くん?え?」
俺はデレデレになりそうな顔を必死に抑えながら言う。
「俺の気持ちを伝えたんだぜ?今度はお前の気持ちを教えてくれてもいいんじゃねえの?」
「私の……気持ち……」
真夢はそう言うとまた俺を見つめる。そしてそっと俺に手を伸ばしてくるが、俺はその手を掴んで自分の頬に当てた。すると真夢は俺の手に自分の手を重ねてくるから俺はそのままその手に口づけをする。
すると真夢はそれはもう色っぽい顔をして。怪我さえなければそのまま押し倒してえと思わされるくらいの風情だ。
「真夢、好きだ」
俺がそう言うと真夢はまた泣きそうな顔で言う。
「……私も……好き」
「じゃあ、俺の彼女になってくれるか?」
「うん……勿論だよ……!」
涙ぐんで笑う真夢を心の底から愛おしいと思う。そして俺は真夢をそっと抱き寄せたのだった。
「弾くん、机の上、見てみて」
「うん?何だ?」
「……写真立てがあるでしょう。伏せてあるやつ。それ、見てみて」
 写真立て……そういえば幸夢さんが言ってたな。必死に真夢が隠したってやつか?
俺は真夢に言われた通り机に向かい、伏せてある写真立てを起こしてみる。
「………っ」
そこには。何枚か入れられるようになっている写真立ての中には、俺と真夢のツーショットと、俺が一人で写っている写真があった。
「これ……」
「引いた?」
真夢はまた不安そうな顔になる。俺はその写真をそっと手に取り、真夢に見せながら言う。
「引くわけねえじゃん。だって……」
 だって、引きようねえじゃねえかよ。
自分が惚れて惚れて仕方がねえ女が、俺の写真を自分の部屋に飾っている。こんな嬉しいことがあるか?
「あれ、でもこんな二人でちゃんと撮った時あったか?皆んなで出かけた時のだろ、これ」
「よくわかったね、そう。皆んなで遊びに行った時の写真。なかなか二人で本当のツーショットは撮る機会がないから、偶然隣で写ってたやつをトリミングして焼いたの……この弾くん一人のもそう」
 ああ、だからか。だからさっき、友達としてこの部屋に入った時には隠してたのか。
この写真立てに気付いたら、流石に俺でも「あれ?」って思うかもしんねえもんな。幸夢さんが言うように、まさに「あと何か一押し決め手が欲しい」っていう時に打ってつけだ。
俺は思わず笑ってしまう。そして俺が笑うから真夢は少しムッとした顔をしたが、それもまた可愛くて仕方なかった。
「だから身体中痛えのに必死に隠しに行ったのか」
「だって、彼女でもないのに、皆んなとの写真を捏造ツーショやブロマイドみたいにして飾られてたら気持ち悪くない?やっといてなんだけど」
真夢は赤い顔をしながらぶちぶちとそう言うが。
「馬鹿だな、お前」
俺はそう言って真夢を抱きしめる。
「弾くん……」
「好きな女がこんな風に俺なんかの写真を飾っててくれる。それだけで俺はもう参っちまうほど嬉しいよ」
「でも……」
「でもじゃねえよ。こんな捏造して飾りたいほど俺の事が好きなんだろ??」
「もう!!!」
ちょっとふざけてやると真夢は恥ずかしそうに怒ったフリをするが、「そうだよ……」と赤い顔で言われただけで特大カウンターを食らった気分になる。
「これ、よく撮れてるよな。お前はいつも通り、それに珍しく俺も」
「え?」
「俺もさ。この時の写真、何枚もお気に入りに登録してっから」
雑な一人暮らしの俺の家にプリンターなんてもんはまだないから、真夢みたいにプリントしてこそはいないが、この時の写真は俺も何枚もスマホにお気に入り登録してあるのだ。
「そっか。切り取っちまえばツーショットになったのか。俺もやればよかったな」
「それは!プリントする時に切り取っただけで、元写真はみんな映ってるよ!そこまでぶったぎらないよ!」
真夢は慌てて弁解するが、そんなのはもうどうだっていい。
「俺の写真を飾りたいくらい、俺の事が好き?」
もう一度真夢の目を見て聞いてみる。すると、真夢も俺の目を見てはっきりと言う。
「好きだよ」
「男として?」
「うん」
「友達じゃなく?」
「千パーセント性的です。弾くんこそ、友情じゃないの?女として見てくれてる??」
「一千兆パー性的だ。怪我さえなければ……」
「……なければ?」
俺はそこまで言って、真夢の目をしっかり見ながら言う。
「怪我さえなければ……今ここでお前を俺のものにしてる」
言い終わると同時に真夢の唇を塞いでしまう。真夢は初め驚いたような顔をしたが、すぐに甘んじて俺の口付けを受け入れてくれた。
「ん……っ」
真夢が鼻にかかったような声を出すから、俺は思わず唇を離して真夢をまじまじと見る。
「あ、わり……痛かったか?」
「ううん……いや、うん。痛かった。でもいいの」
「そんなのダメだろ……」
そういいつつも俺がまた顔を近づけると、真夢は恥ずかしそうに言うのだ。
「だって……今は……今だけ無理させて。少しだけ。もっとして」
 ああ、これが月野真夢の真骨頂か。うん、無理だな。もう出そう。
「いいよ……」
そう言って俺は真夢にキスをした。真夢の唇は柔らかくて、そしてやっぱり甘くて蕩けそうで……ああ、だから悪い虫がつかないように俺が守らねえとな、と強く思ったのだった。
「うめぇ……」
「ばかぁ……」
「今すぐヤリてえ……」
「ヤリ……!?おばかさん……!!……私もだよ」
 ぐああああああああ!何だこの可愛い生きものは!!
ちょっと下品なワードをストレートにかましてみたら、数億倍で跳ね返されちまった……俺はもうダメ……!真夢が好きすぎて無理……!
「真夢……好きだ」
「……うん。私も、好き。大好き……あ」
「何だ?」
真夢が何か閃いたように顔を離し、そしてにやりと企み笑いをする。それは本当にクソエロ可愛い小悪魔にしか見えなくて、俺は甘んじてどんな罠にでも引っ掛かろうと思った。
「弾くん、私、薬を飲みたい。痛み止め」
「あ?ああ、そうだな。それがいいぜ。気が利かなくてごめんな」
何だ、どんな罠かと思ったら至極真っ当な申し出で、俺は用意してきた水と薬を真夢に渡そうとするが……
「弾くんが飲ませて」
真夢は薬を受け取ろうとせずに、俺にそう言う。
「え?いや、分かった。じゃあ口開けろ」
そう言って薬をシートから出して口に入れてやろうとすると、真夢は。
「違う。口移しで飲ませて♡」
「く………!?」
もう今すぐヤリたい気持ちを抑えて必死な俺に、真夢はとんでもなくエロいおねだりをする。
「弾くん……だめ?」
有名だよ、口移しのバファ◯ン♡と真夢はニマニマとうれしそうにするが。
 いや、ダメじゃねえよ!むしろご褒美だよ!!でもお前怪我人だろうが!!
そう言ってやりたいが、真夢はうるうるの目で俺を見つめてくる。ああもう可愛いなあチクショウがあ、断れねえって知ってんだよなお前きっと!!!
「どうやんだ……」
「やった!薬を唇に挟んで、私の口に入れて。二錠だから二回だね♡」
「……射精しても知らねえからな」
「ええ!!!?」
「いや、冗談だよ。多分な」
俺がそう言うと真夢は「多分!?」と真っ赤な顔をして、そして何だか物足りなそうに口をむにゃむにゃさせる。その可愛さに思わず俺はまた真夢を抱きしめてキスをした。
「弾くん……」
「なんだ?」
「治ったら……いっぱい……してね?」
「ああ、いっぱいしよう」
「とか言って、私処女なんだけど」
「安心しろ、しっかり俺も童貞だから」
 ああもう!!俺の彼女がエロ可愛すぎてツライ!!でもそんな所も大好きで仕方ないんだよチクショウがあ!!
俺はそう思いつつ、鎮痛剤を唇に挟んで真夢の唇に届ける。真夢はあむ、と俺の唇ごと薬を口に含むと、俺の首に腕を絡めてそのまま俺の唇を塞いだ。
そして舌を使って薬は俺の口から真夢に移される。それをもういちど繰り返す。
「は……んん」
「ん……もっとしてたいけど、まずは水飲め。鎮痛剤は水ちゃんと飲まないとダメだ」
「はあい……」
 クソッッ!!何でハイの返事だけでこんなにエロいんだ!!!
真夢はまた俺に水を飲ませてもらい、薬を飲み込んだ。
「よし、じゃあ湿布も貼るか」
俺がそう言うと真夢は「うん」と素直に従う。
「恋人になれたなら、もう堂々と脱がして貰っていいよね?」
真夢はイタズラそうに笑うが、そうはいかねえよ!!さっきの着替えだって俺は色々限界だったんだからな!?
「全身痛え中飛びかかられたくないのならもうこれ以上煽るな」
「ええ……それはちょっと困る」
俺がそう言って湿布を用意すると、真夢は素直にふざけるのをやめた。着ているものをまくってその華奢な背中に貼ってやると、真夢は小さく息を吐く。
「貼るの上手いね」
「そうか?」
「うん……すごく気持ちいい……」
 ああもう!!ヤらないからってそんな事言うんじゃねえよクソエロ可愛いんだよお前は!!今すぐ抱きてえわチクショウがあ!!!
そんな煩悩と戦いながらも何とか貼り終わり、衣服を戻そうとするが……
「つめた……」
「あ?あ……熱と痛みで汗かいたのか、下着が濡れちまってるな」
下着が濡れちまってるってお前それ、と自分で自分にツッコミたくなるようなセリフに内心ドギマギしつつ、いかがなものかと考える。このままじゃ今度は風邪を引いちまうよな……お預けになるのはおいておいて、これ以上真夢が苦しむのはごめんだ。
「……着替えるか」
「うん……」
二人で顔を赤らめながら、真夢の下着を替えてやる。
「あ、あの……」
「うん?」
「パンツは大丈夫だから……シャツだけ……替えるの、手伝って……」
「!!!!! おう」
さっきは一方的に惚れてる女、という関係性だったが(実は違ったが)、今度はもう恋人同士なんだ。き、き、着替えくらい手伝ってやらなきゃそれは彼氏とは言えねえよな(混乱中)!?
「あのタンスの上から三番目に……下着が入ってるから……シャツを一枚取ってもらえる?」
「わ、分かった。上から三番目だな?」
俺は真夢に言われたタンスに歩み寄り、上から三番目を開ける。そこには……
「……!!」
そこにあったのは白、黒、水色、ピンクの色とりどりのパンツ達と、ドデカいブラジャー様方だった。
 俺はもう……鼻血が出そうで堪らない。
「ま、真夢……えーと……」
俺が声を震わせながら言うと、真夢は恥ずかしそうに顔を伏せる。
「ご、ごめん。私太ってるから可愛い下着が全然なくって……でも一応はちゃんとしたの着てる時もあるんだよ……?」
「太ってねえ!!!身体はクソ痩せてるのにパンパンに太ってるのはそのむちむちの胸と尻だけだろ!!?」
 もうそれはいい!何で白と黒と水色とピンクなのかとか、何で全部ドデカいブラジャーなのかとか、もうそんな事どうでもいい!!俺は今猛烈に感動してる!!お陰で頭に浮かんだことがそのままダダ漏れちまった!!!
「あの……弾くん……」
 いけね!!真夢が引いてる……そりゃそうだ……
「そんな風に思ってくれてたの?ミカちゃんや愛梨沙ちゃんほど大きくないけど、足りなくない……?」
 んん?何なのこの女、何でそうも可愛い事ばかり言うんだよ?逆に死ぬほど怒ってて新たな俺の殺し方?悶え死なせようとしてんのか?
「充分だよ!!他の女の胸なんて知らん!!それだけデカけりゃ充分どころか、むしろ他の男に取られたらと思うと気が気じゃねえよ!!」
「大丈夫。私、弾くんだけが好きだから」
「……!!!」
俺はもう鼻血が出そうになるのを必死で堪えてその場に立ち尽くす。何なら別の場所も勃ってるよ!!!
「その、黒いシャツ取って?」
「これか?」
真夢に言われたものを手に取ると、真夢はそうだと頷く。ツルツルした薄手のシンプルな黒いシャツが何だかものすごくエロく見えて、もう真夢のもんなら何でもエロく見えるんだなと我ながら呆れる。
でもこれはアレだな、さっきのようなカップ?みたいなものはついてない薄手のシャツみたいだけど、ブ、ブラジャーはどうすんだろう、なんて思っていると。
「私……寝る時はブラジャーとかカップ付きキャミでも嫌なの。身体を休めなきゃの今は余計に。だから……ノーブラで勘弁して」
「お、おう」
 まさかのノーブラ宣言かよ!!そんな事まで俺に言っちまっていいのかよ!?そんなんもう逆にエロすぎるからやめろよ!?逆にってなんだ、もうわけわかんねえ!!
「じゃあ……脱ぐの手伝って」
「えっ」
「弾くんになら、見られてもいいから」
 いやいやいやいや!!それはダメだろう!?いくら恋人になったからってそれはダメだろう!?
「いや!いい!手伝いはするけど、見るのは……俺はまだそこまでの度胸はない!!」
「……そう。残念」
「いえ、やっぱり手伝います。そして見ます」
「何それえ」
秒で意見を変えた俺に真夢はコロコロと笑っている。
クソエロ可愛い女、月野真夢。もう俺絶対こいつを離さないからな!!と俺は密かに誓ったのだった。
「よし……じゃあ手あげて」
「ん……」
真夢は素直に万歳をし、俺は真夢のスウェットをまずは脱がせる。うん、これはさっきもやったし、ダボダボだから割と簡単に出来た。問題はここからだ。
既にカップ付きキャミソール一枚の真夢の破壊力は半端ない。カップの中にみっちり詰まった乳のボリュームは半端ねえ、こんもりと盛り上がった魅惑の肌色の山……
生唾をゴクリと飲み込む気持ちで凝視しそうになるのを必死に堪えて、次はどうするか考える。
「これは……また万歳で脱ぐのか?それとも下から?」
「うーーん……本来はズリ下げて脱ぐんだけど、今はしんどいから……きついかもしれないけど、万歳で脱がせてもらっていい?」
「……いいのか?これを脱ぐってことは、本当に……」
この見たすぎる二つの大きな膨らみが全て露わになるということだ。
「うん……いいよ。だって恋人、だもんね?」
「!! お、おう」
俺は意を決して真夢の細い腰からシャツを上げていく。くびれた腰、小さな臍が順に露わになり、胸の部分がタイトで引っかかる。
「いくぞ」
「うん……」
ぐ、と力を入れてカップ部分を上へとたくし上げ、そして。
大きな膨らみが抵抗で引っかかっているカップ部分を、真夢の怪我に障らないようにぐいっと突破すると……
 だぷんっっっ
「………っっ」
「おぁ……」
その迫力に思わず変な声が出る。俺の目の前には真夢のたわわすぎる二つの乳房が……ぷるん、いやぶるん?ゆさっと揺れて俺の目の前に現れたのだった。
(綺麗だ……すごく……やべえくらい……)
大きな乳房に比べて乳輪の大きさは控えめで、肌の白さと相まってそれがとてつもなくいやらしく見える。おまけにその先端部分は嘘みたいに綺麗なピンク色で、すでに少し立っているのがたまらなくエロいのだ。
「やだ……あんまり見ないで」
恥ずかしそうに真夢は言うが、見るなと言われると見たくなるのが男の性ってやつ……いや、真夢のなら何言われたってどうしたって見てえんだよ全俺が!!!
「………」
「弾くん……?」
「……やべえな」
「え?」
「触りてえ……揉みてえ」
「!!!」
「舐めてえ……つーか吸い付きたい」
「……!!!!??」
つい本音を言ってしまうと、真夢はこれ以上ないくらい顔を赤くする。見ないでと言われてるのに凝視して目が離せねえ。
そして……自分の下腹部に血が巡って、もう痛い程になっている。これだけで出ちまいそうなくらいバキバキのビキビキで今にも弾けそうだぜ……!
そんな興奮がはち切れそうな俺の顔を見て真夢が声を出す。
「な、なんて顔して……!」
「どんな顔してる?」
「……すごく……いやらしい顔」
 ああ、そうだよな。だって俺、真夢の身体を見て欲情してるんだもんな?そんで、そんないやらしい男にお前は惚れてくれたんだもんな?仕方ねえよなあ??
「見せてくれ」
「え?」
俺は真夢の頰に片手を添える。そして親指を唇の端に押し当てて口を開けさせ、そして自分の唇を押し当てた。
「……っ!!」
驚いたのか、真夢は動ける範囲でジタバタするが、そんなの抵抗のうちに入らねえ。
俺はそのまま舌をねじ込み、真夢の舌と絡ませる。唾液が混じりあい、口端から溢れるのもお構いなしにお互いを求め合うようにじゅぱじゅぱとキスを交わす。
 ああもう……イキそう……!!
そう思った瞬間だった。
「痛……!」
「!!!」
真夢がしんどそうに呻いた。その声でハッと我に返る。
「すまねえ……つい、俺……」
「う、ううん……私も同じだったから……」
半裸の真夢と超至近距離で見つめ合う。目の前にはキレーな顔と超エロい生おっぱい。変わらずすぐにでも揉みしだいて口いっぱいに頬張りたいが、グッと堪えて真夢の新しい下着を手に取る。
「熱も出てるのに悪かった。全快するまで取っとくぜ」
「え?でも……」
真夢は何か言いかけたが、俺はそれ以上言うなと目で制する。
「お前が今一番大切なのは、身体を治すことだ」
「……でも、ちょっと触るくらい……」
 何つーこと言うんだよまくちゃんはよ。せっかく俺の残り少ない理性を総動員してやっと我慢してるっつーのに、ちょっとくらいおっぱい触っていいよって言ってんだぜお前???
「あのな。ちょっと触ったら、それはもう嫌になるくらい揉みまくってしゃぶりまくってそれ以上のこともしかねねえから。怪我してんのに無理だろ?」
「そっか……じゃあ楽しみにしとく」
 だからさお前、、、なんつーーーーことなんつー顔で言うわけよ!?!??もう絶対これから毎日エロくて可愛いこと真夢に言われて俺死んじゃうだろ!?!?
「あ、でも……その時は……」
「うん?」
「……優しくしてくれると嬉しいな?」
 はああ??いやいやいやいやお前マジで何言ってるか分かってんのか?それで優しくしなかったら俺が鬼畜みてえじゃねえかよ!!そんで自信ねえよ!!ガツガツイキまくる俺しか想像できねえよ!?
「分かった。努力する」
それでも俺はそう言って、真夢の額にキスをする。すると真夢は嬉しそうに笑って、そしてまた俺にキスをせがむが、何とか真夢に新しい下着を着せる。そしてスウェットも元通り着せると、真夢は「ちぇー」と言って唇を尖らす。
 いや、何だよそれ!?何でお前が「ちぇっ」なんだ!?!そんなに俺に触って欲しいわけ!?!もうもたねえよ俺はよ!!!
そんな思いで俺は脱がせた下着を回収しようとすると……とある光景が目に入る。
 ……な……
 何てこった……
無地のスウェットのパツパツの胸の頂部分が……ぷっくりとスウェット越しに分かるくらいに浮き上がっているではないか……!!これがノーブラの威力……!!
「……」
 どうしよう。さっき我慢するとか大口叩いた直後なのに、超触りてえ……
つーかこれはもう、触らない以外の選択肢はねえよな??いいよな!?俺悪くないよな!?だって真夢がそうしろって言ったんだもんな?!(違う)
「弾くん?」
「真夢、本当に申し訳ねえ……」
「え?ひゃっ……!!」
俺は真夢の布越しに浮き上がった胸の頂部分に、そっと指を沈みこませた。
 もに………
むにゅん……と柔らかい感触に沈んでいく俺の指……、俺はゴクリと喉を鳴らす。
「ま、真夢……すげえ」
「やっ……弾く……」
 やべえ。本当にやべえ。多分本番に比べたらとんだお戯れだろうこんな行為だけで、俺はもう射精感がこみ上げる。
「悪かった……触らねえって言ったのに……」
俺ははーはーと息を荒げて真夢の胸からゆっくり指を外していく。真夢も名残惜しそうにそれを見つめて色っぽい声を上げる。
「ん……大丈夫……もっとして欲しいくらいだから……」
触った指先と股間がジンジンと熱い。これ、先っぽ濡れちまってるんじゃねえかな俺……折角頂いた下着とお借りしている幸夢さんのスウェットが……!
「あ……弾くん……」
真夢がそんな俺の様子に気付いて声を上げる。
「……バレてる……よな……、勃ってる。すげえ」
「ん……そっか……初めて見る、から……」
真夢はそんな俺の様子を目を細めて見ている。
「ね、弾くん……さっきの弾くんて、こんな気分だったのかな?」
「え?」
「私の……おっぱい見て、触りたいって……舐めたりしたいって……」
「!!!!!」
 それって……真夢も俺のを……!?
「はっ、はあっ……!」
「弾くん……」
 マズイ。これ以上は本当にマズイ。着衣のままぶち撒けちまう……!
「真夢……俺、本当にマズイから、ちょっと部屋出て落ち着いてきていいか?すぐもどっから」
これ以上この雰囲気で真夢と一緒にいたら本当に射精しちまう。俺は慌ててベッドから立ち上がろうとする。が、真夢に「待って」と止められる。
「今日は手伝えないけど……これでどうにかなる……?」
そう言って真夢はしまっていた乳房を再びぷるん、と出した。
「!!!!」
「見たい……弾くんの……」
「はあ……はあっ……真夢っ……」
俺は息が荒くなる。ああ、超触りてえ。おっぱい見たい。あのエロい乳首にしゃぶりつきたい。吸い尽くしてやりたい……!!
「お前の乳をオカズに、目の前で抜けと?そう言ってんのか?」
「やっぱりこんなんじゃ役不足かなあ……」
「いや、そんなわけねえ。上等だ!!」
俺は食い気味に否定してもう一度真夢の乳房を注視する。さっきと変わらず乳首は立ってて……乳輪が小さくて綺麗で……はあ、マジで触りてえ!!
「なあ、真夢。直接見てもいいか?直接触らなくても見るだけ見てえ」
「いいよ……私も弾くんを直接見たいし……」
「後悔すんなよ?お前で抜くんだからな?目の前でだぞ?」
「しないよ……!早く、見せてえ……!」
童貞と処女が初セックスの前に眼前オナニーを初体験する。そんな妙な初夜の始まりを迎えた俺と真夢だが、二人してすっかり欲情してそんなことはどうでも良くなっている。
「す、すごい……弾くんの……」
「言うな!いや、言われてもいいけど……!つーかそんなに見るほどのもんじゃねえから……!」
真夢の目の前には涎を垂らした俺のモノがある。もう既に先走りで先端部分が濡れているのが分かるくらいだ。
「触っても……いい?」
「……どうぞ」
俺はもうヤケクソだ。こうなったらとことん付き合ってやる……!
真夢は動けないから、真夢が座る側までガチガチに反り返った俺のモノを持って行ってやる。
「はあ……弾くんの……」
「おう……」
真夢は恐る恐る指を近付けて、つん、とごく僅かに優しく俺のモノに触れる。
「あっっっ」
ただそれだけなのに。触れるか触れないかくらいのごく僅かな接触なのに、電気が走ったかのような刺激が走り、まるで女のような声を出しちまった。
「弾くん……痛い……?」
「い、いや……」
 気持ち良すぎて腰がカクンカクン震えやがる……っ!そのせいでぶるんぶるんと発情チ×ポが揺れて……くっそ、超エロいなオイ!!
「うっ……ヤベ……ああっ……」
「本当……?じゃあもっと……」
「!! あ、真夢っ……」
真夢がふーっと息を吹きかける。たったそれだけでもうイきそうだ……!!
「ああ……弾くん、すごい。こんなに大きいんだ……?」
「大きくなんてねえよ……」
真夢はうっとりと俺のものを見つめている。その目はとろんとしていて、まるで発情した雌猫だ。
「ね……弾くん」
「ん?」
もうすっかり俺は息が上がっている。そんな俺に構わずに真夢はエロ顔で俺を見つめる。
「見せて……えっちな弾くん、もっと見せてえ……!」
そう言って自分の生おっぱいを俺の目の前でむぎゅっ!!と掴み、もにゅんむにゅんと揉みまくりそれを見せつける。ああ、俺はもうとっくの昔に発情してて……真夢のエロい姿に我慢が出来ねえ。
「ああ……はあっ、はっ、分かった」
俺はその場に立ち上がり、既に先走りで濡れまくってる熱棒を握る。そして真夢が凝視する中、俺は真夢の目の前で反り返ったモノをしごき始めた。
「はっ……はっ……ああっ!」
「弾くん……」
もう俺の頭の中は真っ白だった。とにかく目の前のおっぱいと乳首にしゃぶりつきたい。その一心でひたすらエロおっぱいをオカズにエロチ×ポをシコシコと慰めまくる。
「はあっ!はっ、真夢っ……ああ、お前見てたらそれだけでマジでイキそう……!」
「弾くん……私のおっぱいと、乳首で……イってえ」
「!! あうっ!!」
もう限界だ。俺は真夢が見せつけてくるおっぱいをガン見して、手をびちゃびちゃにしながらぐちゅぐちゅとシゴく。
「はっ、はあ……っ、ああっ!真夢……!!やべえっ、ああっ、おっぱい飲みてえよお!!ちゅぱちゅぱしゃぶりてえ……っ!!」
「弾くん……!ちゅぱちゅぱしていいのは、ここだよ……?」
真夢は自分のおっぱいを鷲掴みにして、ぐいっと俺の方に見せつける。
「うあっ……!!」
 しゃぶりてえ!!秒で吸い付いて噛みついて口ん中全部真夢のおっぱいで埋め尽くしちまいてえよお!!
 でも……それは我慢だ!!!少し触っちまってるけど、今もし欲望通りに動いちまったら真夢の身体がまた痛んじまう……!
「ああ……弾くん……おっぱい舐めて欲しいよう……!」
「ぐっ、ああっ、俺、俺だって舐めてえよ!!食いてえ、それに、おっぱいだけじゃなくて……」
チラ、と真夢の下半身に目をやる。
「お前の……処女ま×こに、突っ込みてえ……」
「!!」
真夢はそれを聞いて、急にモジモジしだした。そして顔を赤くして上目遣いで俺を見る。
「……れた?」
「……は?」
「私のここ……もうこんなに……濡れちゃってるの……バレ……」
 そんなエロいこと言われたら……!俺はもう……!!!
咄嗟にティッシュを数枚取って濡れ濡れガチガチの限界チ×ポに押しつける。
「!? 弾くん……!?」
「うぐっ……あ、ああっ!!!」
限界突破した俺のペニスは、それはもう勢いよく精液を迸らせた。
 ビュッッッ!!!ビュルーーーッッ、ビュクッ!!ブシュルルルッ!!ドピュッ!
「うっ!あっ!くううっっ!!かはっ!!!」
カクンカクン腰を突き上げながら喘ぐ俺を、真夢はうっとりした雌の顔と蕩けた視線で見つめている。
「あ……あ……」
そのまま俺はフラフラと真夢の座っている隣にボフッと倒れ込む。真夢はそんな俺の頭を撫でた。
「いっぱい出た?……弾くん」
「……っ」
俺は真夢の身体にしがみついたまま、こくんと頷き、しばらく動くことが出来なかった。
「……真夢……」
それなのに、俺はまた真夢のおっぱいをガン見しながら、また自分のモノをしごき始める。
「弾くん……?」
真夢はそんな俺を見て目を丸くするが、すぐにふにゃんと破顔させた。
「すごいね……カッコいい……」
「すごかねえよ……お前がクソエロいのが悪い……ああっ……」
「ふふ。すごいなあ」
真夢はうっとりした顔で俺のオナニーを見つめている。俺はそんな真夢にたまらなくなって、またオナニーしながらむしゃぶりついたつもりで同じようにうっとりとした顔で真夢のおっぱいを見る。
「あんっ……見られてるだけでドキドキするよう……」
「ああっ……ああっ」
 もう俺バカになってるわこれ。とにかく目の前のおっぱいが吸いたくてしゃぶりつきたくて仕方ねえんだ!!
もう童貞丸出しのバキバキチ×ポでひたすら真夢のおっぱいを視姦する。
「じゅるっ……はあっ、はあ……」
真夢のおっぱいを舐めた過ぎて舌舐めずりが止まらねえ。そんな俺を、真夢はうっとりした雌顔で見つめている。
「真夢……ちゅぱちゅぱしてえ……」
「いいよ……?」
そう言って真夢はまたおっぱいを俺の顔に近付ける。
「だからダメだって!治ったらめちゃくちゃセックスするからな、覚悟しとけよ!?」
「うん!私……ちゃんと治すから……!だから……その時はたくさん、吸って……?」
そんなエロい誘い方されて断れるかよお!!
「勿論だ!!こっちも、こっちも、全身舐め回して、俺のも舐めてもらうからな!?」
「あっ!ああっ、弾くんっ!分かったよおお♡」
真夢の乳首がビンと立ってる。ああ、早く吸い付きたい。でも今はとにかくシコって出すしかねえんだ!!
「はあっ、はあっ、ああっ!!」
 もう限界だ……!!
「ああ……もう私もぱんつ変えないと……!」
ギク、と身体が強張る。
「……そんなにか……?」
「うん……ぐちゅぐちゅ……だよ?」
真夢のエロすぎる言葉に、俺はまた限界突破した。
「うぐっ……!!」
 ドピュッ!!ビュルルッ!!ブシュッ、ビュルルルッ!!
俺は真夢にしがみついたまま、また盛大に射精した。そしてそんな俺の頭を、真夢は優しく撫でてくれた。
「はあ……」
ようやく落ち着いた俺は、ティッシュで精液を拭き取りながら、改めて自分のしたことの恥ずかしさに穴にでも埋まりたくなる。慣用句的な意味で。いくら何でもこれは……
「弾くん、かっこよかった……ありがとう」
「はあ、はあ……これのどこがかっこいいんだ?」
「かっこいいよ……惚れ直した♡」
真夢はキャーと照れて顔を手で隠す。可愛いの暴力か!!!
「でも、お前こそこんなにエロいんだから……浮気とか絶対するなよ?」
「しないよ!私は弾くん一筋なんだから!」
 ああ、これだから俺の恋人は可愛すぎる……!!もうダメだろこんなん。手放せる気がしねえよ!!
「へへ……ありがとな。でもとりあえずお前は服を着ろ」
あ、そっか、と真夢は丸出しのエロおっぱいをダボダボのシャツに直す。そして、汚れてない手の部分や腕で真夢を支えベッドに寝かせる。
「あれ?弾くん、私もトイレに行ってぱんつ履き替えないと……」
真夢がもじもじしながらそう言うが。
「分かってる。これが終わったら連れてってやる」
「何を……?んう……」
俺は横になった真夢に唇を密着させる。
「ぷは……♡だんくん……」
また顔を蕩けさせる真夢に聞く。
「寝てたら少し激し目にしても大丈夫か?」
「!! うん♡」
真夢は目を丸くした後とろんと溶かし、あーーと口を開ける。俺はその開いた口の中に舌をねじ込んで、真夢の舌を絡め取る。
「んちゅ……ふあ、ちゅ……」
さっき散々出した筈なのに……また俺のチ×ポはフル勃起しちまっている。
もう今日の所はこれで最後にするから、と俺はそのまま真夢とくちゅくちゅとキスしながらくちゅくちゅと勃起チ×ポを弄る。
「ん……♡」
「弾くん、ちゅーしながらお×んちんしゅっしゅしてるの?」
「うん……ひもひいぜまふら……ひいた?」
「ううん……一生好き♡♡」
 ああ、やっべえ。俺ってうん、とか言う奴だったんだ。ゲロ甘の口調になっちまってる。それもこれも、全部真夢だから……
「愛してる……真夢……!」
俺はその後も何度も何度も真夢の口の中に唾液を飲ませ続けた。
「ふああ……ん……」
「もうそろそろイッていい……?」
くちゅくちゅと口の中を愛撫し続けて数分が経ち、俺はようやく舌を引き抜いた。
 イッていい?だってよ。どうかしてるぜ俺は。でももうなんでもいいや。
「はあ……うん♡」
もうすっかりトロトロになった真夢を見て、俺の頭はガンと殴られたようにクラクラして、もう全てどうでもよくなる。
「弾くん……気持ちいいね……?」
「ああ、真夢……」
俺はそんなトロトロの真夢の顔の前に、ビンビンに勃起したチ×ポを見せる。
「最後……ちょっと握ってくれねえか」
汚れないようティッシュで包み、俺は真夢の顔の前にチ×ポを持っていく。真夢は俺の顔を見上げニッコリと微笑む。
「うん……♡」
真夢の小さくて綺麗な柔らかい手が布団から出てきて、俺のペニスを優しく握る。
「ああ……!ありがとな……うっ!!?」
握ってくれるだけでもうイケるのに、真夢は……ギリギリ届いた俺の鈴口をちろっと舐める。
「っ!」
 真夢が。真夢が俺のを……!
俺はもうそれだけで限界だった。俺は、もう何も考えられずにそのまま……
「はあ……っ!!」
 ビュクッ!!ドピュッ!!ブビュルルッ!!ビュルルルーーーーーーッッ!!!ドピュッ!ドプッドプッドプッ!
また大量に射精し、慌ててティッシュで押さえたものの、真夢の顔を少し汚してしまった。
だが真夢は嬉しそうな顔で俺を見つめてくる。
「すごいね……弾くんいっぱい出た♡」
「はあ……はあっ……あ……」
 もうダメだ。俺、もう本当にダメになっちまった。
「真夢……俺……」
「うん……わかってるよ」
そう言ってまた口を開ける。俺はゆっくりと顔を近付け、唇を優しく合わせる。真夢の口の中を舌でくちゅくちゅと愛撫し、唾液を飲ませる。
そして唇を離し、至近距離で見つめ合う。もうそれだけで俺の胸は幸せでいっぱいだ。
「真夢無しでは生きられねえ」
「私も……弾くんがいないと無理だよ」
 ああ、もう本当に。
「愛してる」
「私も……愛してるよ」
そう言葉を交わし、俺達はまた唇を近づける。ああ、やっぱり俺って惚れたちぎった相手……つまり真夢だけにはゲロ甘思考&口調の奴なんだなあ……とぼんやり思いながら、俺は真夢の口に舌を入れた。
「ふあ……♡んちゅ……」
もう何回キスをしたのか分からねえが、それでも俺たちは飽きずにキスをし続ける。
 ああもう幸せすぎんだろ……!!
「真夢のももっと欲しいのに」
真夢は寝ているから、どうしても俺の唾液ばかりが真夢の口に流れちまう。
「私のは、弾くんが吸い上げて舐めてよお……」
そう言って口を開けて舌をちろちろと動かす真夢。
 ああ、すげえやらしい……!!
そんなやらしい姿を目の前にして、俺はもう我慢ができなくなってしまい、またチ×ポをシコシコとしごき始める。
「あんっ……すごい……♡」
真夢が寝ながら俺のオナニーを見てくれる……それだけで俺の興奮はピークを迎えちまう……!
「はあ……はあ……」
 もうダメだ!また出る……っ!!
「弾くん……」
「真夢……っ!!」
 ブビュッ!!ビュルルッ!!ブピュウーーーーーッッ!!
俺は懲りずに腰をガクガクと震わせながら真夢の目の前でオナニー射精をかます。
「ふあ……すごい……♡」
真夢はそんな俺を、やはりうっとりとした目で見つめてくる。
 ああもう俺は完全に真夢のエロさ可愛さ全てにイカれてる……!だってそうだろ?真夢がこんなにエロいのが悪いんだ!!俺は悪くない!(?)
「弾くん……そんなに興奮したの?」
「ああ……」
 もう……もう……っ!!ダメだ、こんなんじゃ足りねえ……!!もっと……もっとだ!真夢をめちゃくちゃにしてえんだ!!
「あっ、弾くんんん……」
真夢の舌を絡めとると、ちゅっちゅと唾液を吸い上げる。
「あ……ん……♡」
 はあ、まただ……!!もうダメだ!もう限界だ!!俺、もっと真夢が欲しい、真夢にイタズラしてえ……っ!!
「はあっ……真夢……」
俺は一度唇を離して、また顔を見る。真夢はとろんとした表情で俺の顔を見ている。俺はそんな真夢の唇にしゃぶりつく。
「きゃっ!?んん……」
 ああそうだこの味だ!!さっきから舐め続けてるのに全然飽きない。もっともっとってなる……
 ああ、これが運命の相手の味か……
そう直感した俺は、真夢の口を貪るように味わい、舌を絡めて唾液を吸い上げる。真夢も必死になって俺に唾液を預けてきて来る。ああ……なんてエロいんだ……っ!!
「ぷはあっ……」
 もう息継ぎだ。お互いの口を貪り合うのに夢中で呼吸を忘れるところだったが、それはそれで窒息プレイっぽくて悪くなかったかもしれないな……とバカみたいなことを一瞬考えた後、再び真夢に顔を近づける。
「はあ……♡」
「好き」
「!」
「愛してる」
「!!」
「お前だけでいい、俺は。もう一生、真夢だけを愛せれば」
「弾くん……」
俺は真夢にキスをし、また唇を離した。すると真夢はとろんとした目で、しかしハッキリと言った。
「私も……愛してるよ……ずっと弾くんと生きていきたい!」
「!!」
 なんだよもう……!!俺の嫁(もう嫁に昇格!!異論は認めねえ!!)最高かよ!!とんでもねえエロ可愛さで俺をメロメロにして来やがって……!!本当たまんねえよなあ……っ!!
もう俺は本当にバカになったのかもしれない。
「俺さ。キスも今日が初めてなんだよな」
「そうなの!?えっちだからもう慣れてるのかと……」
「えっちなのは真夢だから。俺はもう、真夢にしか触れたくないし、真夢じゃないと勃たないし、キスやセックスなんて他はもう考えることさえできねえ」
 ああ、もう完全に俺は真夢無しじゃ生きていけねえんだ。真夢が隣にいてくれなきゃ、俺は死んじまう。
「弾くん……」
「どうしよう、真夢」
 俺はもう、お前の可愛らしさに完全にやられちまったよ。前からだよ。知ってたよ。
「ここに来る前の俺にはもう戻れない」
「弾くん」
「お前以外の唾液はもう回し飲みでさえ多分無理」
「えっ……」
真夢は顔を真っ赤にしながら俺の言葉責め(?)に耐える。
「ああもうなんだよその可愛い反応はよお!!真夢が悪いんだぞ!?こんなエロ可愛い彼女持つ俺の身にもなってみろってんだ!責任取れよな!!責任取って一生俺の側にいてくれ……!」
「弾くん……!」
「はあ……はあ……」
 ああ、まただ。興奮しすぎて頭おかしくなりそうだぜ……!!頭がボーッとする。でもまだ全然足りねえんだ!
「まあその場になりゃ、忘れて皆んなで飲み食いすんだろうな。でも、意識しちまったらもう無理」
「あう……!」
真夢の息も上がってくる。
俺は普段細かいことはあまり気にしないタチだし、回し飲み食いなんかも全く気にならない。だけど……
「お前以外に欲情することはもうない。まあそれはお前と出会ってから元々ねえんだけど」
「そ、そんなこと言って、よそ見してたこと知ってるんだから……」
「あんなもんはよそ見に入らねえ」
真夢ともう会えないかもしれない、という状況になった時、その喪失感から他の女が一瞬可愛く見えたことがあった。でもそんなのは本当に一瞬で、空いた穴も埋まらなかった。欲しかったのは真夢だけなのに。
「でも、そんなの真夢にも相手にも悪いもんな。もう二度と、どんなよそ見もチラ見さえもしないと誓う」
「そんな……」
「誓うよ」
「!!」
「生涯お前だけ、真夢」
俺は真夢にまた深く口付け、優しく髪を撫でる。
「弾くん……」
 ああ……本当に可愛い……お前だけが欲しい、愛してる。大好きなんだ。もうそれしか考えられねえんだよお……っ!
「真夢、俺、お前とのキスがすげえ好きなんだ」
「うん……」
「だからもっとしたい」
俺は真夢の唇に吸い付くようにキスをする。そしてそのまま舌をねじ込む。ああ、やっぱりすげえ気持ちいい……っ
「真夢」
「ん、なあに?」
「俺、クソ童貞でよかった」
「え……」
「手を繋ぐのも、抱き……合えてはまだねえか、それでもキスも、全部、全部お前が初めてで良かった」
俺は真夢のその可愛らしいおでこにキスをする。
 ああ……こんなに愛しい存在なんてこの世に他にいるわけがねえんだ。
「弾くん……わた、私……」
真夢が泣きそうな顔で俺を見つめる。
「知ってる。お前は彼氏いたことあるって」
「!」
「でも、そんなのはもうどうでもいい。まあ、ちょっとは妬けるけどな。でもそれ以上に大事なのはこれから」
「弾くん……!」
「愛してるぜ、真夢」
そう言って優しくニコ、と微笑んでやると。
「は……あ……あっ!?あああああんっっ!!!」
真夢の身体がビクッ!!と跳ねる。涙目ではあはあと息が上がって、甘い声が漏れ続ける。
 え……これ……まさか……!?
「真夢……お前……」
「あ……!」
真夢は両腕で顔を隠し、真っ赤になっている。そして……
「いっったああああい!!!!」
ぐあああっ!と涙目で真夢は叫ぶ。
「み、見ちゃダメえ!」
「ごめん……無理」
俺は真夢の手首を掴む。真夢は涙目で俺を見つめる。ああもうクソ可愛い!!俺はそんなエロ可愛い彼女に、もう一度深いキスを落とす。そして耳元で囁く。
「イッたな?」
「……!!」
もうこれ以上赤くはならないだろうってくらい赤くなった真夢が俺をぐぬぬと睨む。うん、全然怖くねえし、これは怒っちゃいねえな。
「ひどいよ!!全身痛いって知っててこんな……」
「言葉だけでイかせちゃうなんて?」
「ばかああああああ!!!」
「俺、生粋の童貞なのにすげえな?」
「ばかああああああ!!!!!」
「ははははは、ごめんごめん。さ、パンツ替えにいくか」
「もう!!!知らない!!!!」
俺は汚れた手が付かないよう真夢を起こし、下着を取り洗面所とトイレへと向かう。
「もう!べちょべちょ!!弾くん許さない!!!」
自分の手洗いなどを済ませていると、トイレの中から真夢が怒ってくる。
「悪かったって。ほら、手伝おうか?」
「結構です!!」
真夢は下着を替えるとぷりぷりとしつつ俺に支えられながら洗面所へと来て洗面台で手を洗い始めた。
「悪いんだけどさ」
「まだ何かあるの!?」と真夢は泣きべそをかいている。
 いやお前、凄え可愛いんだけど!!そんなんもうマジで世界一可愛い嫁じゃねえかよ!本当に大好きすぎるわ!!
「愛してる……真夢」
俺はそう言って、また真夢の唇を奪った。洗面所の鏡にキスが映って、それがまた興奮をかき立てる。
 もう本当に頭のてっぺんから爪先まで、何もかもが愛おしくてたまらない。このまま死ぬまでずっとこうしていたい。この小さな手をずっと離したくない。
そんな想いを込めながら、俺は真夢の頭を撫で続ける。
「ん……もうずるいんだから」
「お前にだけは言われたくねえかな」
「何がよお!?……でも」
「?」
「………ありがとね」
そう言って笑う真夢は本当に天使のように見えた。あーーーもう無理、速攻でストックはゼロよ。
「ねえ、弾くん」
「うん?」
真夢は俺の手を取ると、ゆっくりとした口調で話し始めた。
「でもね……私が処女だってことは信じてね」
「!!!!」
「ほんとだよ」
「べ、別に疑っちゃいねえよ」
真夢は泣きそうな顔で俺を見る。
「私も……全部弾くんが初めてがよかった。それこそその人たちにはとても失礼だけど。その時は勿論本気で好きだったけど……」
 何だこれ、嬉しいけど俺の童貞ピュアジェラシーがすげえ!!俺って本当は結構女々しかったんだな!?
「でも……弾くんは別格」
「え?」
「私、弾くんと愛し合うために生まれてきたんだと思う」
「真夢……」
「引いたでしょ」
そう言って笑う真夢の笑顔が眩しすぎて、俺はまた泣きそうになった。
「馬鹿野郎、引くわけねえだろうが」
「弾くん……」
真夢が俺に抱きついてくる。そして。
「愛してます」
「おう。俺だって愛してるぜ」
「治ったら……抱いてくれる?」
「!?」
 もう、こんなん耐えられるか!!
俺は真夢を抱きしめ、その耳元で囁いた。
「抱くよ」
真夢はビクッ!とすると一気に真っ赤になってしまった。俺はそのまま真夢の耳を甘噛みする。そして舐め上げる。
「ま、ままま待ってよお!!」
「もう待ちたくねえし、待たねえよ」
「あっ……だ……だめっ……」
「ダメじゃねえよ」
耳から首へと舌を這わせる。そしてそのまま……のところで、
「痛い痛い!!だから治ったらっていってるでしょおおお!!」
真夢にげんこつを落とされる。うん、ちょっと痛え。
「すんませんでした」
「もう!!きちくなの!?」
「ヤリたすぎて」
「身体目当て!!?」
「えっ、そうだけど」
「ええええええええ!!?」
真夢が分かりやすくガーーーン!!という顔をする。ったく、コイツはよ!!
「真夢の全てが好き過ぎて、だから身体だって目当てだ。中身もそれ以上に惚れ込んでるし、魂レベルで愛おしい。そんな俺をどう思う?」
「!!」
俺は真夢の目を真っ直ぐ見つめ、言う。
「俺は心の底、肚の奥からお前が好きだ」
「……!!」
真夢は顔を真っ赤にして俺を見て、そして……
「大好き!」と抱きついてきた。
 ああもう、マジで大好きだ!!こんな可愛い嫁に愛されて幸せすぎる!!もう一生離したくねえし、誰にも渡したくねえ!! 渡さねえけど!!!
俺は真夢を抱きしめると、その小さな唇にキスをした。
「もう……コンドームに穴あけちゃおうかな……?」
「おう、望むところだぜ!つーか俺の子ども産んでくれるのか?やったぜ!!」
真夢の悪ふざけにガチでルンルンで答える。そんな俺に真夢は愕然とした様子だったが、「う、産むよ……」とまた顔を赤くする。
「マジか!?超嬉しい!!今すぐ子作りしようぜ!」
俺は真夢の頬を両手で掴み、何度もキスをする。ああもう幸せすぎんだろ!?
「……でも」
真夢は俺を押し返す。そして……
「ちゃんと……治ってからだよ」
そう言って俺の胸に顔を埋めた。
 ああもう!本当に可愛いなあコイツは!!
俺はそんな彼女を抱きしめて言う。
「おう!あ〜楽しみだぜ!」
「でもやっぱり赤ちゃんはもうちょっと待っててもらおうかな」
「ええええ!?」
「だって……もうちょっとだけ、二人でイチャイチャしたいから」
そう言ってくすっと笑う真夢に、俺はもう、はい喜んでーーーーーー!!と叫ぶしか無かったんだぜ……

「真夢、大丈夫か?」
「うん……なんとか」
真夢はベッドに横になりながら答える。俺はそんな真夢の頭を撫でながら言う。
「無茶して悪かった。さ、ゆっくり寝てろ」
俺はそう言ってベッドサイドに座る。そして真夢の頭を撫でる。
「まだちょっと熱があるな……」
「うん……」
「何か欲しいものあるか?」
「……ううん、大丈夫」
真夢はニコッと笑う。でも、その顔にはどことなく寂しさを感じる。
「ねえ、弾くん」
「ん?」
「……ありがとう」
そう言って笑う真夢の笑顔が儚げで……俺は思わずその手を握る。
「どうした?」
「……ううん、何でもないよ?」
真夢は俺の手に自分の手をそっと添える。そして……
「私って幸せだなって……」
「!!」
 ああ……コイツは本当に可愛いな!?
俺は思わずその唇を割るが。
「んむ……ちゅぱっ、ねえ、弾くん寝かせる気ある?」
「そうでした。すんません、今度こそごゆっくり……」
そう言ってすごすごと真夢の顔から離れようとすると、真夢の両腕がにゅっと布団から伸びてきて頭をがしっ!と掴まれる。
「うお!?!まく……んむ」
「ん、んくっ、んむっ、ちゅぷっ」
真夢が、真夢から、熱烈で情熱的なキスをしてきた。俺の唇をこじ開け、舌をねじ込んでくる。
「ん、んん〜……ちゅぷ」
「真夢……」
「れろ、れちゅ、んむ、んくっ、んう、んー……」
不意打ちのどスケベキスに動けなくなっている俺の口内を、真夢の舌が蹂躙する。
 気持ちいい……良すぎる……もう何も考えらんねえ……!
「んっ、あむ……んくっ」
「真夢……」
「はあ……はあ……」
やっと真夢が離れてくれた。俺と真夢の間には銀の糸が垂れる。そして、互いの唾液でトロトロになった俺達の口が繋がる橋ができあがる。俺はその光景に思わずごくりと喉を鳴らす。
「ねえ、弾くん」
「……はい」
「よくなったら、絶対セックスする」
真夢の色っぽい視線が俺の童貞ハートをぶち抜く。今まさに今日数度目のフル勃起してんですけどねこっちはよ、真夢さん?
あまりの台詞に身体も股間も固まっていると、真夢は真っ赤な顔を布団で隠して「おやすみっ!!」と言って布団に潜ってしまった。
「お、おやすみ……」
俺もそう答えるしかなかった。
色々ありすぎるくらいあった一日だ。俺も明日の看病にも備えてそのまま眠ることにする。さっきまでのことを反芻すると股間がジンジンするが、意識を手放すのにそう時間はかからなかった。

—-*—-*—-*—-*

 朝の八時、念の為にかけておいたアラームで目を覚ます。
寝起きのいい俺はスッキリ起きられたが、真夢はどうだろう。真夢の方を見ると、アラームにも気付いていないのか、すやすやと眠っていた。
俺は真夢の髪を梳き、優しく頰を撫でる。昨日のように苦しそうにしている様子もなく、穏やかな超可愛い顔で寝てる。熱も下がってるみたいだし、顔色もいい。本当に良かった……
真夢がうっすらと目を開ける。
「ん……あ、おはよう」
「おう、おはよう」
俺はそう答えると、真夢の頭を撫でながら続ける。
「体調はどうだ?」
「うん……大丈夫みたい……」
そして俺にニコッと笑う。朝イチから可愛いなあコイツ!もう!!
「着替えて朝飯でも作ってくるぜ。パンと目玉とかでいいかよ?それとも米とかお粥のがいいか?」
「え?作ってくれるの?なんなの?スパダリなの?私のこと殺す気??」
「はあ?何言ってんだよお前」
「だって……」
真夢は目を潤ませて言う。
「まだ信じられなくて……昨夜のこと、全部本当?弾くんは私の……」
 そんな心配しなくても大丈夫だよ。俺がどんだけ真夢に惚れてるか教えてやろうか?こいつを嫁(付き合いたての彼女だろというツッコミは無視する)にしてから数時間、俺はもう幸せすぎて死にそうなんだよ! とまあ、それは置いといてだ。
「何だ?昨夜なんかあったっけ?」
「ええ!!!?」
キレーな顔をすごい顔に歪ませて、真夢は絶望感を全身に滲ませている。
「嘘……あれ全部夢なの……?あ、そうか、そうだよね。あんな都合のいいこと……」
「おーい?」
俺は真夢の身体を起こしてやると、「いたた……」と今度は痛みで顔を歪ませる。
「まだ痛えか?」
「うん……でも昨日よりは少しマシ?かも」
元気なく真夢はそう答える。
「そうか……でも痛えってことはこれは夢じゃねえよな?」
俺は胸元をぐいっと開けて見せる。
「え? ……!!」
そこには。俺の胸筋と鎖骨の間に、数個のキスマークがついている。真夢はそれを見て息を呑む。そしてぶるぶると震え……
「……そっか、彼女がいたんだね」
「え??」
「そんなことする彼女がいるのに、看病させてごめ……」
そう言ってぼたぼたと大粒の涙をこぼし始めた。
 いかん、ちょっとふざけてカマかけてみたら盛大になんか勘違いしてやがる!
俺は慌てて言う。
「ば、馬鹿野郎!彼女なんかいねえよ!いや、いるか」
「ほらあ!!」
「そうじゃねえよ!!つーか俺のこと好きな女なんてお前以外いるわけねえだろ!」
「そんなことないよ!!弾くんは天下切ってのイケメンでしょう!!でも……じゃあこれって?」
真夢は訝しげにキスマークと俺を見比べる。
 天下切ってのイケメンて……誰かに聞かれたらそいつ笑い死んじまうよ。あ〜もうどう説明すっかなあこれ。余計なことしちまったな。もうあれやるか……
俺は真夢の胸をじっと見ると、その魅惑的な膨らみの頂点にゆっくりと指を沈ませる。
「んやあ!!?いたっ!!?」
真夢はビクンと身体を震わせる。その衝撃で痛みが走ったようだ。
「すまね、大丈夫か?」
「な、何するの!?」
「俺はな、こんな助平なことすんのはお前にだけだってことだよ」
そう言って指をやわやわと浮き沈みさせる。
真夢は真っ赤になりながらも俺の好きなようにさせている。
「俺が昨夜、こうしたことも忘れちまった?」
「え?」
「こうしながらチ×ポおっ勃てて、何度も何度もお前にオナニー見せつけたのも?」
「!!」
「何度もキスしたのに?」
「あれは……」
「治ったら、絶対セックスするって言って寝たじゃねえか。数時間前に」
真夢は涙目のまま俺を見つめている。
「あれ……夢じゃなかったの?」
「おう」
「このキスマーク……つけたの私?」
「おう。昨日はお前には付けらんねえから、代わりにお前に付けてもらっただろ」
そう。昨夜、俺が真夢の身体に付けたかったが、それだと怪我に障ると踏んだ俺は、代わりに真夢に俺の胸へキスマークを付けてもらったのだった。
「私……わ、私……!!全部、私の都合の良い夢かと思っ……」
また泣き出した真夢をそっと抱きしめる。
「別に大したことはねえだろ?ほんの、クソエロいキスを何回も何十分もしたり、セックス前なのに眼前オナニー決めたり」
そこで一度言葉を区切ると、俺は真夢に言う。
「お前が俺の彼女だってこととか、俺がお前の彼氏だってこととか……そんな大それたことじゃねえだろ?」
「弾くん……」
「結婚しようって約束しただけだ」
真夢は俺の胸に顔を埋める。そして……
「大好き」
そう言って俺にキスをしたのだった。
「よし、お前は俺の何だ?」
「嫁です!!」
 コイツ!!!!!
「そうだな。じゃあ怪我した嫁さんに朝飯作るのは旦那の当然の責務だ。ちょっと待ってろ」
「はあい」
真夢はニコニコして俺の言葉に甘んずるのだった。

 それから、二人で朝飯を食って、俺は真夢の様子を見つつ食器洗いや風呂掃除、掃除に買い出しと家事をこなす。真夢も手伝おうとするので慌てて止める。
「無理すんなって、今は治すのがお前の仕事!」
「でも……」
「治ったら、色々やってもらうからさ。それまでに体力戻しといてくれよ」
そう言って俺は真夢の頭をポンポンと撫でる。真夢は嬉しそうに目を細める。
「痛みは?どうだ?下手したら今日の方が痛むって言われてたろ」
「んー、でも安静に出来てたからそうでもないよ!立ち上がるのとか怖いけど、歩くのとかは少し楽になってきたよ」
「そいつは良かった」
ちゅ、と真夢の唇にキスをする。
「でも……」
真夢は恥ずかしそうに言う。
「もっと近づきたいけど、あんまり今は寄らないで?」
「えっ!!?何でだよ!?」
「臭いから」
 ガーーーン!!!
 ひでえよ、そりゃひでえって真夢!!
 昨日一応俺、風呂借りて念入りに全身洗ったんだぜ、一応な!?
「……昨日も着てたシャツだからな、申し訳ねえ……」
「違うよ!!私だよ臭いのは!!」
「え?お前??」
俺は「?」しか浮かばねえ。真夢は自前から甘くて良い匂いがするし、香水も好きだしでもキツくなくてシャンプーとか柔軟剤の匂いとか、とにかく良い匂いの印象しかないんだが??
「私、昨日お風呂入れてないから……」
真夢は恥ずかしそうにそう告白する。
「そんなん、全然大丈夫だ。気にしねえって」
そう言って真夢の髪をくしゃくしゃっと撫でる。「頭もだめええ!」と真夢はむうと頰を膨らませるが、すぐに笑う。
「じゃあ、弾くんに洗ってもらおうかな?」
「おうよ!お安い御用だ!」
「返事早……ひゃあ!?」
真夢の肩口に顔を埋めてすんすんとすると、真夢はギャアアと悲鳴を上げる。
「なな、何してるの!?」
「いや、お前の匂いを嗅いでおこうかと」
「変態さんだあ……」
「誰が変態だ!?違えねえ!!うーん、やっぱ全然変な匂いしねえぞ」
「そういう問題じゃないよお……」
俺は真夢の首筋に顔を埋めてくんくんと鼻を鳴らす。ああ、良い匂い……真夢がくすぐったそうに身をよじらせる。そして……
「あ」
俺は思わず声を上げる。真夢が不思議そうに言う。
「……どうしたの?」
「勃った」
「え?えええええ!?」
真夢が真っ赤になる。まあそうなるわな、俺もなると思う。でもしょうがないぜ、好きな女の首筋の匂い嗅いだらそりゃこうなるって!!
「ねえ、何に興奮したの?」
「お前の首筋」
「私!?私の首で興奮できるんだ……」
真夢は驚きと呆れと照れが混じった複雑な表情をする。俺はそんな真夢をベッドに戻す。そして……
「あ〜もう!こんなになっちまって……」
股間がビン、とテントを貼った状態になってしまったのを見て真夢はくすくすと笑う。
「ふふ、なんか可愛い」
そう言ってズボンの上からつんつんと俺のチ×ポをつついてくる。
「あ、バカ、刺激すんな!出たらどうすんだ!?」
俺はそんな真夢を無理やりベッドに寝かせる。
「洗濯もした方がいいか?使ったバスタオルとか、お前のぐしょぐしょパンツもあるよな」
「あー……あるね、でもいいよそこまで」
「お前に臭えって言われたこのシャツも洗うかな?幸夢さんに借りたスウェットに着直して、それは家で洗濯して返そうかな」
「弾くんのことを臭いなんて言ってないよ!?あ、でもその方がサッパリしそうだね。お兄のパジャマは急がないからそれでもいいよ。みんなまだ帰ってこないだろうし」
時計を見ると、まだ昼前だ。
「よく晴れてるし、今から洗って干せば夕方には乾くよな?」
「うん、そうだね!」
「じゃ、洗ってくるわ。お前も大人しく寝てろよ」
「はあい」
俺は真夢の頭を撫でながら言う。
 さてと、シャツのついでに俺の服も一式洗っちまうか。洗濯を回している間に雑巾で床拭きでもしとくかな……よし、いっちょ頑張りますか!!

 洗濯機を回し終え、全て干し終えるとそのまま昼食を作る。
「真夢〜飯出来たぞ〜」
「え!?昼ごはんまで!?」
「朝が遅かったからな、軽めにうどんにしちまったけど……良かったか?」
真夢は呆然として言う。
「昨日から思ってたけど、弾くんって凄いね……」
「いやそんな褒められると照れるな……まあこれで旦那の株は上がったかな?」
「爆上がりどころじゃないよ!!どうしよう……ハイパーイケメンに加えて家事まで出来るスパダリなんてバレたら世の中の女の子が全員弾くんに惚れちゃう……!!」
「俺が女にモテるなんて想像もつかねえな」
そんなやり取りをしながら、昼飯をベッドまで運んでやる。真夢はベッドに座ってうどんを食べる。
「ね、またあ〜んしてくれる?」
「おうよ!」
俺はレンゲでうどんをすくうと、ふうふうと息を吹きかける。そしてそれを真夢の口元に持っていくと……真夢はぱくりと俺の箸から食いつく。モグモグする度に頰が緩んでいくのが見える。
「おいひ〜」
「そうか、良かったぜ」
真夢はモグモグしながら俺をじっと見る。
「なあに?」
「いや……美味そうに食うなと思って」
「だって美味しいもん!」
そう言いながらうどんをごくんとする。そして食べ終えると、またふうふうして冷ましたうどんを出してやる。真夢はそれを繰り返す俺をジッと見つめる。
 なんだよ?恥ずかしいだろ!?でもお前に早く治ってほしいんだよ!!我慢しろ!!
しばらくそうしていると、真夢が呟くように言う。
「私以外にやったら、ダメなんだからね……」
俺はうどんを冷ましながら答える。
「やるわけねえだろ、お前だからしてんだよ」
「……うん!」
そんなやり取りをしながら真夢の食事は終わり、また布団に潜るのを手伝ってやる。そして……
「ねえ、弾くん……」
「ん?何だ?」
真夢は恥ずかしそうに言う。
「見て、ゆっくりだけど寝返りしやすくなった、昨日より」
「あ、本当だな」
俺は真夢の左側に陣取り、真夢が寝返りをうつのを助ける。そして……
「あ」
「お?」
真夢と目が合う。
「えへへ……」
真夢は照れ笑いする。俺もつられて笑う。そして……どちらからともなくキスをする。昨日よりもさらにゆっくりとした、穏やかなキスを……
「ね、弾くん……」
そんなキスをしながら、真夢は俺に言う。
「何だ?何でもしてやるぞ」
「じゃあ……ここ、入って」
そう言って真夢は自分の掛け布団をめくる。
「え……だって、いくら少し良くなったからって、お前……なあ?」
「添い寝するくらい大丈夫だよ!それより違うことするつもりなの?」
真夢はややジト目で俺を見る……やめろ可愛い!!もっとやれ!!
「本当に大丈夫なのか?」
「大丈夫だし、しんどかったらちゃんと言うから早く来て!」
真夢はそう言ってベッドの中へと誘ってくるので、俺はその中にお邪魔する。……まあ、そうですよね。当然の帰結ってやつだよなあこれ!!
「臭かったらごめん……」
「だから臭くねえっての。ほら」
また真夢の首あたりをすんすんと嗅いでやる。真夢はくすぐったそうに身をよじる。
「もう、くすぐったいよお……」
「はは。これは?痛くねえ?」
そんな真夢を抱き寄せながら俺は言う。
「うん、大丈夫。あったかい……」
「なあ、真夢?」
「ん?」
「俺さ、お前とこうしてるとすげえ落ち着くんだ」
「……私もだよ」
そう言って真夢は俺の胸に頭を預ける。そして……
「ねえ弾くん」
「何だ?」
「大好きだよ!」
「俺もだ!!」
俺はまた真夢の唇にキスをする。真夢は優しく俺を受け入れてくれる。
「愛してる」
そんなセリフ、軽々しく言うなんてダサい奴だと自分でも思う。でもさ……それでも俺はお前に伝えたいんだ。この気持ちを形に変えてな。
「……えへへ!」
「どした?」
「私もね、弾くんを愛してます!大好きです!!」
 ああ……俺って今すげえ幸せだよ。本当に最高の彼女を持ったぜ俺は……!!
そんな幸せに浸っていると、また眠気が襲ってきて……そしてそれは真夢も同じだったようで、気付くと二人寄り添いながら眠りに落ちていったのだった。